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ファンマーケティング実践のための13のチェックリスト

ファンマーケティング実践のための13のチェックリスト

今回はここだけは抑えておきたいファンマーケティングのポイントをまとめてみました。

これまでも書いてきたことですが、わたしたちのファンマーケティングとは、自分たちの商品やサービスを好きになってくれる顧客と長期的な関係を築くことです。このやり方はまだ新しい事業、それから規模の小さい事業に適しています。このチェックリストがこれからファンマーケティングを始めてみたいと思っているみなさんに参考になればと思います。

1. 顧客をイメージできているか

新しい事業、小さい事業では提供できるものが限られているので、もしテレビに広告を出してたくさん集客できたとしても、ごく一部のお客様しか満足させることができません。思っていたものと違う商品を売りつけられた顧客はネットに不満を書き込むかもしれません。あなたが相手にしないといけないのは、顔の見えない「大衆」ではなく、本当にあなたの商品を必要としている顧客です。顧客がイメージできていなければ、集客に無駄なお金と時間を費やすことになり、クレーム対応のコストもかかるでしょう。時には想定しない顧客に「売らない」姿勢も大事です。

「大衆」と「顧客」の違いについてはこちらに書きました。


2. 「買ってほしい顧客」と「買ってくれる顧客」を分けているか

ただ難しいことに、「想定していなかった顧客から思いがけず必要とされてしまう」ことがあります。小さい女の子向けのアニメがなぜかおじさんに人気になるみたいな場合です。ここでたくさん売れようとしておじさんの気も引こうとしてしまうと、コンセプトがブレブレになり、結局どっちつかずになってしまいます。一気におじさん向けに路線変更してしまうか、そうしないのであれば買ってくれればラッキーくらいに捉えてあえてマーケティング上は無視するべきです。目先に買ってくれそうな顧客がいたとしても、長期的に買ってほしい顧客をイメージして集客する。これが最初にやることです。

3. 情報発信できるメディアを持っているか

小さい事業はマス(大衆)相手でないことは上に書きました。ウェブ集客と聞くとまず選択肢に挙がるのがSEO(グーグルなどの検索エンジンに上位表示させること)とネット広告ですが、これらはマス相手のマーケティングに適したメディアであって、小さい事業には向かないことが多いです。では代わりに何をすればいいか。自分自身が情報をコントロールして発信できるメディア(オウンドメディア)を持つことです。Youtubeチャンネルでも、ブログでも、インスタでもなんでも構わないので、自分の強みを発信するのに適したメディアを選ぶことが重要です。料理の情報を発信するにしても、美味しそうな料理を見せたいなら動画で発信できるメディアが良いでしょうし、スリランカカレーの奥深さを語りたいならブログが適しているといえるでしょう。​

4. 専門家としてコンテンツを発信しているか

オウンドメディアを持つ目的はアクセスを稼いで広告などでお金を得ることではありません。目的はたった1つで、それは「あなたの顧客から信用されること」です。いくらブログを書いているといっても、ただ日々の出来事を綴るだけではそれを読んだ顧客の興味を引くこともなければ、このお店の商品を買いたいなと思うこともありません。

  1. 自分自身が専門家として
  2. 専門的な情報を独自の切り口で
  3. 一般の人(あなたの顧客)にわかる言葉で発信する

ことが大事です。​

​5. 惜しみなく与えているか​

とはいえ、専門家として書くことなんか何もないよ、という人もいるかもしれません。実はそんなことはなくて、プロが教えるアジの三枚おろしでも不動産屋が語る穴場物件の見つけ方でも気付いていないだけでなんでもあるはずなのですが、自分なんかが語るなんておこがましいと思っているのか、企業秘密を教えるなんてとんでもないと思ってしまうのか、自信がない人ほど情報を隠したがる傾向があるようです。そうすると誰でも知っている情報しか発信できません。ウェブで集客するコツは、「あなただけのとっておきの情報」を惜しみなく提供することです。それが顧客にとって必要な情報であればあなたを信用してくれる可能性が高まりますし、必要としていない顧客からは相手にされないのでかえって好都合です。わたし自身も、このブログなどでこれまで経験してきた様々なノウハウや失敗談などすべて、これからも惜しみなく提供していく所存でございます。

6. 積極的に継続して情報発信しているか

毎週1本ブログを書くとしても、ある程度のアクセスが稼げるようになるにはそれなりの時間がかかります。安定して見てもらえるようになるまでに50記事は欲しいところですから、単純に1年かかることになります。継続は力なり。

7. 効果を計測しているか

継続が大事とはいえ、長い間続けるのはやっぱりしんどいものです。1年続けてまったく成果が出ないものをなんの根拠もなく10年やろうとは思わないでしょう。長い間やっても結果が出ないのは同じことをただ長くやっているからで、そんなのはうまくいくはずがないと誰かがいっていました。長く続けるにはちょっとずついい方向へ向かうように、作戦を調整していかないといけません。施策に対しての効果を計測することで、どんなふうにやり方を変えていけばいいかのヒントが得られます。顧客からのフィードバックは正しい道を歩いているかどうかの道標になります。​


8. 顧客リストを持っているか

既存顧客のリストを持っていないなら、すぐにリストを作りましょう。今いるファンを特別な存在として扱うためにこのリストは大事です。見込み顧客のリストを作るために、ウェブサイトから何かを無料で提供する代わりにメールアドレスを教えてもらいましょう。世の中の多くのウェブサービスが無料でお試ししたユーザーにステップメールやメールマガジンを送るのは、それが効率よく顧客にアプローチする方法だからです。間違えてメルマガ 登録したユーザーがワンクリックでメールの送信を解除できるように、登録解除のリンクを必ず設置してください。スパム絶対だめ。

9. 顧客の声を聞く場があるか

顧客にうちの製品はどうですか尋ねたとき、「うん、とてもいいと思うよただちょっと触る時間がなくてフガフガ」みたいに歯切れの悪い言葉を返されたとしたら、顧客の問題を解決することを阻害するショーストッパーの存在を疑った方がいいかもしれません。顧客の声を聞く場があることは、次の2点から有効です。それはサービスの致命的な欠陥に気づくことと、隠れたニーズに気づくことです。今だと顧客を集めたオンラインイベントを開催するのも有効だと思います。​


10. 指名検索を意識しているか

指名検索(「バファリン」みたいに商品やサービス名、お店の名前などで検索すること)でホームページを訪れるユーザーは見込み顧客と同じくらい特別な存在です。わたしたちは自分たちのことが好きになってくれる少数の顧客を探しているのですから、わざわざその名前で検索して来てくれるユーザーを大事にしない理由がありません。SEOの結果が芳しくなかったとしても、SNSのフォロワーが伸びなかったとしても、指名検索につながっているかどうかは最重要の指標になります。

11. ニッチワードでSEOを実践しているか

​SEOというとどうしても検索数の多い一般的なワード(ビッグワードと呼ばれます)を考えがちですが、ビッグワードのSEOは費用面で大手企業に対抗するのは難しいですし、そのキーワードで訪問したすべての人に商品を訴求できるアフィリエイトのようなビジネスに向いています。それよりもむしろ、あなたがこのキーワードで検索した顧客なら絶対に満足させられるニッチワードに絞ったほうが効果が見込まれます。ホームページへのアクセス数が増えるよりも、顧客が増えることの方がずっと大事です。

12. 広告は出さないより出してみたほうがいい

費用をかけずに広告を運用するのはとても難しいので、片手間で広告をだしてもうまくいくことはほとんどありません。最近見たネット広告で覚えているものが1つでもあるでしょうか。ただそれでも広告を出して訪れた客があなたのサービスをろくすっぽ見もせずに帰っていく様を眺めることは意味がなくはない、と思います。広告をだすとある程度数は入ってくるので、こういう広告でどれくらいの人が入ってくるとどれくらいの割合でこうなる、みたいな肌感覚は養われていきます。最初はそもそも集客数が少ないので、広告なしではこのへんの感覚がなかなか身につきません。特にこれまでマーケティング経験のない方は小額でいいのでネット広告を試してみることで、顧客についての理解が深まるかもしれません。

13. 商品・サービスを常に改善しているか

最後に、いくら集客を頑張ったとしても、肝心の商品やサービスが顧客のニーズを満たせなければどうしようもありません。商品を気に入ってくれた顧客は他の人にもSNSなどで勧めてくれるでしょう。商品・サービスの改善は最高のマーケティングだということを忘れないでおきましょう。​効果計測や顧客へのヒアリングは、サービスの改善にとても役に立ちます。穴のあいたバケツに水を入れるとガバガバ水が流れ落ちていきます。水が落ちないようにするには、まずどこに穴があいているかを知らなければなりません。


ファンマーケティング実践のためのチェックリストを紹介してみました。これまで書いてきたことをまとめたかたちになりますので、ざっくり読んでみて気になるところがあればリンク先の記事をご覧いただければと思います。