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何かを宣伝して広めたいときのダークパターン

何かを宣伝して広めたいときのダークパターン

今回はマーケティングのダークパターンについて書いてみたいと思います。

ダークパターンとはシステムの穴をついたり、情報を偽ることで短期間で安易に成果を得る手法のことです。フォースにとっての暗黒面、マリオにとってのワリオであります。ダークパターンは一時的には狙った成果を得られることがありますが、すぐに嘘であることがバレたり、良識のある人たちから対策をされてしまったりするので、長期的には全くおすすめしないどころか、むしろ逆効果になります。このブログで扱っているファンマーケティングの観点からは「やってはいけない」方法として紹介します。実はこれまでもそれぞれのトピックについてダークパターンについて触れてはきたのですが、この記事ではダークパターンだけをまとめてみました。あまり詳しくない方の中には、業者などからこういうことができるんですがやりませんかと勧誘を受けることがあるかもしれませんが、決して良い結果につながることはないので、お断りするようにしたほうが無難です。

SNSのフォロワーを買う

SNSのフォロワーを買うことでなんとなく人気のあるアカウントのように見せかけることができるかもしれませんが、お金で買ったフォロワーがあなたの投稿を読むことはありません。しかも不自然にフォロワーが多いアカウントは、怪しいと思って敬遠する人が増えるでしょう。もっと悪質なことに、業者に勧められたソフトが実は勝手に他人のアカウントをフォローしてしまうことがあります。SNSのフォロワーを買いませんかという勧誘には安易にのらないのが無難です。個人的にはお店のアカウントには200人もフォロワーがいれば十分なのではないかと思います。SNSに良質な情報を投稿して200人のフォロワーがさらに200人に拡散してくれれば、4万人が投稿を見てくれることになります。

Google検索のためにバックリンクを買う

被リンクは依然としてGoogleの検索ランキングの重要な要素といわれています。ですが現在では、Googleは業者によって設置された無意味なリンクを無視することが以前よりもずっと上手くなっているので、大量のバックリンクを買ったからといって必ず検索の順位が上がるわけではありません。むしろ、低品質のサイトから大量にリンクが貼られていることがマイナスに評価されることもあり得ますし、悪質な場合には手動対策によって検索結果からサイトが除外されてしまうこともあります。もしそうなってしまった場合、一度失ってしまった信頼を取り戻すのは非常に難しいといえるでしょう。バックリンクを買うことがそれなりに有効だったのはもう10年も昔の話です。今はバックリンクを購入することはリスクでしかありません。これはGoogleが公開している資料にも明記されています。


リンク プログラム(ランクを上げるために他のサイトからリンクを購入するなど)には関わらないでください。これは、Google の品質に関するガイドラインに違反する行為であり、サイトの一部またはすべてに対して手動による対策が実施される場合があります。その場合、サイトのランキングに悪影響が生じます。

同様に、シャドウドメインによるリダイレクトも現在は効果がありませんので利用しないようにしましょう。


Googleマイビジネスのクチコミを買う

今、SEO業者の関心はGoogleマイビジネスに移行しているようです。まだ普及して日が浅いため、ガイドライン違反とグーグルによる対策とのいたちごっこが続いています。一番わかりやすいのは、Googleマイビジネスのクチコミを操作することでしょう。こういうものも、今不正を行なっているサイトがあとでどんなペナルティを受けるかは誰にもわかりません。何年もお店を続けるつもりであれば、リスクを負ってまで短期的なお店の評価を上げることに時間やお金を費やす必要はありません。


低品質な記事を量産する

とにかくコンテンツの数を増やせば、誰かが検索して見てくれると思うかもしれません。しかし、どこからのサイトから拝借したコンテンツや中身のないコンテンツなど、低品質な記事を量産することは、SEO上の効果はありません。どんなサイトが低品質だと評価されるかについては、グーグルが公開している「品質についてのガイドライン」をご一読ください。

主な例を以下に挙げます。

  • コンテンツの自動生成
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • コンテンツの無断複製
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み

メールを送りすぎる

名刺をもらったり、メルマガに登録してもらったからといって、一方的な想いのこもったメールを執拗に送り続けるのは避けましょう。しかも配信停止の方法がないとしたら、これは違法です。それからFacebookで友達になった人にしつこくいいね!をリクエストしてきたり、全然関係ない投稿にメンションしてきたり人がいます。ほとんど面識がないにも関わらずです。これはあなたとは深くおつきあいする気はありませんよといっているようなものです。こちらもそっと友達申請を解除することにしています。相手のためになるなら時にはしつこくアピールすることも大事ですすが、好きな人から貴重な時間を奪っていないか常に気を配るべきです。


権威を借りすぎる

実態のない協会を設立してみたり、有名人を理事にしてみたりするとそれなりに箔がついて見えることがあります。何らかの後ろ盾があるということは信用を得るために必要なことなのですが、やりすぎたり嘘をついてしまうと、怪しさと不信感しか残らなくなります。SNSなどで情報がすぐに拡散するため、嘘をつくことが昔よりもずっと不利に働くようになりました。


グレーとの境界

かつてAirbnbはクレイグリスト(日本でいうジモティみたいなサービス)をハックして、Airbnbの空き家情報を自動的にクレイグリストにも登録されるようにしていたといわれます。そのおかげで急成長したという話が伝えられていますが、ウィキペディアによるとそれほど大きな効果はなかったようです。この例のように、ダークパターンのようにも見えるけれどあまり迷惑をかけない手法も存在します。そういったものは大抵、皆が真似をするからエスカレートしてダークパターンになるものです。バックリンクによるSEOも、影響の小さかった昔はちょっとしたテクニックとして生まれたものだったはずです。それが業者が出現しみんな真似するようになって、低品質なサイトの量産につながってしまいました。つまり業者が推薦している時点でそれはもう有効な手法ではないのです。あなただけのスマートな集客方法を見つけた場合、誰にも気づかれないようにこっそり実践して、ある程度成果があったならそれでラッキーとしてあまり執着しないのが健康的です。

人は弱いものですから、簡単に集客できる話があるとなると飛びついてしまいがちです。ですが紹介したようなスパム行為やガイドライン違反、人を欺く行為で一時的に集客できたとしても、その効果はすぐになくなります。知らずにやってしまうと取り返しがつかなくなることもありますので、くれぐれも悪質な業者に関わることなく、長く続けられるファンマーケティングを実践していただければと思います。