こんにちは。門屋です。ブログにはあいさつや自己紹介は不要といつも勉強会で話してますがあえて書きます。わたしはクローバ株式会社の代表としてクローバ PAGE というウェブサービスを開発・運営しております。それから個人事業や小さいプロジェクト向けに、ファンマーケティングを普及させる活動を行なっています。かれこれ20年以上職業プログラマーをやっていて、「チェック エンジニア」で画像検索するとわたしの写真がトップにでてきます。
と、ここまでいつも書かない自己紹介を書いたのには理由があって、それはブログの印象とプロフィールってどれくらい一致するんだろうと思ったからです。このブログを読んでいる方でわたしのことを直接知っている人はあまり多くないと思います。なんだこの人マーケティングが専門かと思っていたらプログラマーだったのかとか、もっと若いと思ってたわみたいな感想を持った方もいるかもしれません。そこまで違和感を持たれなかったのであれば幸いです。
このブログでは、ブログを読んでもらうためには専門家として情報を発信しましょうということをいい続けてきました。SEOの観点からも、グーグルが公開している「良質なサイトを作るためのアドバイス」にはページまたは記事の「品質」を評価する際に参考となる項目として、次のように挙げています。
これを読むと、たいていの人は自分には書けることが何もないと尻込みしてしまうことでしょう。そんなときは「何を書くか」ではなく「何の人として知られたいか」を考えてみるのをお勧めします。あなたのブログがたくさんの人に読まれることで、筋トレをやっている人として知られたいのか、80年代歌謡の愛好家として知られたいのか。そしてあなたがそう知られるようになったときに得るものは何かも考えてみましょう。もしあなたのビジネスにとって得るものが何もないのであれば、努力が無駄になる可能性が高いです。そうでなければ、たくさんの人に読んでもらえるまで書き続けることで、あなたは専門家になれます。
なんだか騙くらかしているように感じるかもしれないので例を挙げてみます。わたしの知人に、あるスポーツの動画を専門で配信しているユーチューバーの方がいます。彼はそのスポーツをほとんどやったことがありません。それなのに彼のチャンネルには日本有数の登録者がいます。もちろんただの素人動画ではなくて、プロのゲストを呼んだり編集を工夫したりと努力を重ねてのものに違いありませんが、そのスポーツの経験者である他のユーチューバーの中には、なんだと思う人もいるでしょう。こういう例は実はよくあります。サッカーをやったことのないスポーツライターもいます。昔、金子達仁さんが記事の中で、フィールドプレイヤー出身の解説者にゴールキーパーの気持ちなどわかるはずがないと書かれていました。ではサッカーをやったことがなければサッカーのライターになる資格がないのかというと、もちろんそんなことはありません。
専門家によって書かれた品質の高いサイトであればたくさんの人に読んでもらえるというのであれば、大勢の人に読まれて役にたつ記事を書ける人はみんな、その道のライターとしては一流の専門家を名乗って良いのではないでしょうか。専門家だから書ける、のではなくて、書くことを積み重ねて専門家に「なる」のです。
ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください。