みなさんはブログに渾身を記事を書いたのに、数人しかアクセスしてもらえなかった経験はないでしょうか。わたしは何度もあります。この記事書くのに4時間もかかったのに。4時間も無駄にするくらいならタピオカミルクティでも飲みながらバチェラー観てまったりしてたほうがよかったわ。この徒労感は経験したものでないとわかりません。私のブログは見たい人だけが見てくれたらいいのという方はそれで結構ですが、このブログを読まれる方は毎日の仕事や活動をこなしながら、なんとかブログを書くために時間を割いている方がほとんどでしょう。ではどれくらいの人がブログにアクセスしてくれたら、徒労ではなかったと思うことができるのでしょうか。
グーグルなどに検索広告を出したことがある方は、クリック単価という言葉を聞いたことがあると思います。これは誰かが広告を1回クリックするたびに(つまりあなたのサイトを訪問するたびに)、グーグルに支払う費用のことです。クリック単価は検索に使われるキーワードによって異なります。あるキーワードのクリック単価がどれくらいかは、キーワードプランナーというツールを使って調べることができます。これによると、「冷凍バナナ」の平均クリック単価は63円、「インプラント」の単価は630円、「FX」では1,365円だそうです。クリック単価はそのキーワードで広告を出稿したいという人が多ければ多いほど高くなります。最初はクリック単価100円くらいで広告を出すことが多いのではないでしょうか。つまりクリック単価100円で広告を出した場合、広告から1,000人がアクセスしたとすると10万円を支払うことになります。
次に、メディアに広告を出稿する場合を見てみます。はてなブックマークで有名なはてなさんが、「はてなメディアガイド」という資料を公開していますので、こちらを参考にします。
こちらの資料によると、100万回のメディア露出で55万円という金額が設定されています。検索広告とは違ってどれくらいの人がクリックしてくれるかは出稿する記事によるところが大きいです。仮に2%の人がクリックしてくれたとすると、クリックあたりの単価は27円になります。はてなには別途1万PVを保証する記事広告のプランがあって、こちらの料金は140万円からとなっています。1クリックあたりに換算すると、140円になります。
このように単純にクリック単価に換算すると、だいたいひとりあたり30円から数百円を支払えば、あなたのサイトへのアクセス数をお金で購入することができます。ただしここには大きな落とし穴があって、それは「訪問してくれた人全員があなたのお客様になるわけではない」ことです。実際に重要なのはアクセス数ではなくて、その先の行動につながるかどうかではないかと思います。例えばサイトを訪問した人のほとんどが3秒だけ見てサイトを離れてしまったら、いくらアクセス数ばかり多くても意味がありません。本当にあなたが期待することは、ブログを見てくれた誰かにお店を気に入ってもらったり、お問い合わせをしてもらったり、イベントに申し込んでもらったりすることでしょう。アクセス数が少なくても、お問い合わせの数が多いほうが嬉しいに決まっています。そういうことをすべて無視して単純にアクセス数だけを考えるなら、ひとりあたり30円から買えますよということになります。だからそれじゃあ意味がないだろうと思われるかもしれません。これは言い換えると、広告を出さずに稼いだアクセスは、最低でも1アクセスあたり30円の価値があるということです。
わたしが2014年に1年間だけ書いていたブログがあります。当時は週に1記事書いていて、投稿数は60記事でした。グラフを見ていただくとわかりますが、書き始めの頃に少しだけバズった記事があって、あとは投稿をやめたあともほぼ一定のアクセス数になっています。現在は90%以上が検索からの流入です。今はさすがにだいぶ減ってしまいましたが、書くのをやめても数年間は月1,000人くらいのアクセスがありました。広告に換算すると、何年もの間少なくとも毎月3万円以上は稼いでいたことになります。個人的なブログだったので集客が何かの売り上げに貢献することはありませんでしたが、きちんとコンバージョンを考えて設計したブログであれば、同じアクセス数でも広告換算費としては10万にも20万にもなるでしょう。
広告に毎月3万円払うのは抵抗があるというかたでも、相応の効果のあるブログは比較的手軽にできることがお分かりいただけたのではないかと思います。訪問をその先のアクションにつなげるにはさらにひと工夫が必要ですが、その辺も改めて取り上げてみたいと思います。
ヒントは「計測」です。